あなたは家を建てるとき、まず何からはじめようと思いますか?「とりあえず住宅展示場へ行ってみようかな」と考える人も多いはず。実際に「住宅購入を検討して住宅展示場を訪れたか?」というアンケート調査では80%以上の人が「行った」と回答しています。ですが、住宅の知識がないままでいくと思わぬ落とし穴が待っていますよ。この記事では、住宅展示場に行ってはいけない理由と注意点について紹介します。
住宅展示場の落とし穴
住宅展示場は実際に住宅を見学できるので、暮らしのイメージがしやすいです。モデルハウスのインテリアはどれも素敵でマイホームへの夢は広がるばかり。しかし、知識がない状態で行くとマイホームへの「理想」と「現実」のギャップが生まれ、さらにはしつこく営業されますよ。住宅展示場へ行く際は事前に準備が必要です。ではなぜ「住宅展示場へ行ってはいけない」のか理由を見ていきましょう。
営業担当者のセールスに圧倒される
住宅展示場へ行くとハウスメーカーの営業の方がついて回ります。「とりあえず見るだけ」といった軽い気持ちで来場し、何の知識もない状態で営業担当者の磨き抜かれたトークで説明を受ければ一瞬でその会社が良く見えます。その巧みな話術と色々な提案を受けているうちに断りづらい雰囲気になり、契約してしまったというケースもあるそうなので知識のないまま住宅展示場に行くのは注意しましょう。
個人情報をとられる
住宅展示場に行くと来場者アンケートを記入させられます。
- 氏名・年齢
- 住所
- 電話番号・メールアドレス
- 年収
- 職業
- 家族構成
- 頭金の有無や予算
- 建てたい時期
といった内容です。後日、営業担当者からの電話やメール、郵送での案内も届いたりします。個人情報が気になる方は、アンケートの記入意思がないことや電話やメールは遠慮したい旨を伝えましょう。
効率よく回れない
「様々な住宅が集合していて一日で何件ものハウスメーカーが見学ができ効率的だ」と考えている方も多いはず。しかし、意外と効率的に回れないのが現実。アンケートを記入し、営業の方が丁寧に説明。そう簡単にカタログだけをもらって帰ることはできません。専門的な説明を受けながら1〜2時間は拘束されるので、疲れてしまい比較検討もせず展示場内のハウスメーカーで決めてしまうこともあるそうです。
参考にならない
住宅展示場は、豪華な住宅が建ち並び、素敵に見せるための工夫が盛り沢山です。また、モデルハウスは普通の家とは違い、商談ブースを設けたりするため大きく作られています。しかも、住宅展示場のモデルハウスはオプションだらけ。充実した設備にも憧れますが、あっという間に予算オーバーになります。家の規模や贅沢な設備も実際に暮らす家とは異なるため参考にならないという声も。
住宅展示場へ行く前の注意点
上記にて住宅展示場の落とし穴について記載しましたが、上記の点を踏まえつつ住宅展示場に足を運ぶ方に向けて、注意点をいくつかご説明します。
予算を決める
準備できる頭金は?月々のローンはいくら?住宅購入後の家具や家電といった生活に必要な用品など先々の予定を年頭におきながらしっかり予算を決めましょう。あれもこれもと入れたいオプションをつけるとどんどん高額になっていきますので、予算の限度を設けておくのも大切ですね。
具体的なイメージを持つ
住みたい家のイメージを固めましょう。広さ・間取り・生活動線やメンテナンスについてなど暮らしやすい家をネットで調べたり、家族と情報を共有したりしながら具体的なイメージを持つと良いかもしれません。
ハウスメーカーの候補を絞る
いくつものハウスメーカーが並ぶ住宅展示場。ハウスメーカーによって特徴が様々で、何を優先させるか予め決めておいた方が良いです。建てたい家を実現してくれそうなハウスメーカーを2〜3件に絞りましょう。
質問したいことを整理する
会社のこだわりや強み、疑問に思ったことなど聞きたいことを整理しておくと良いです。真剣度をアピールでき、丁寧に答えてくれるかどうか営業担当者の対応もチェックできます。営業担当者との相性も大切ですね。
まとめ
いかがでしたか?住宅展示場に行っては行けない理由と注意点を解説しました。知識ゼロ状態で行くと営業担当者の言葉を鵜呑みにしてしまいます。何から始めたらいいのかわからないという方も、後々後悔しないために建てたい家の理想を整理し、情報収集をしっかりして万全な体制で来場しましょう。これから家づくりをされる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。