大人のADHDが増えているそうです。特に女性のADHDの場合、その特徴は際立っています。それにもかかわらず、ADHD特徴 大人 男性よりも気づかれにくく、生きづらさを感じる人も多いのだとか。
この記事では、大人のADHDだと診断される女性の特徴や症状、そして今からできる対処方法について解説します。
「大人のADHDかもしれない」「生きづらさを感じる」という女性の方は、特徴をチェックしてみてくださいね。
大人のADHD女性の特徴は?
大人のADHDの場合、女性の特徴は以下の通りです。
- 忘れ物やなくし物が多い
- 集中力が続かない
- 順序立てて行動するのが苦手である
- 家事を効率よくできない
- 気分の波が激しい
大人のADHDの場合、女性の特徴は「不注意型」といわれ、上記のように忘れ物やなくし物が多かったり、気が散りやすかったりします。
また、女性は男性と比べて論理的思考が苦手で感情的な側面があるといわれていますが、その特徴もADHDの症状に該当します。
【参考サイト:家族挙式】
大人のADHD男性との違いは?
大人のADHD女性は、男性ADHDの特徴とどのように違うのでしょうか。
大人の男性ADHDの場合、多動性や衝動性が多いとされています。他人との距離感が掴みづらく、悪意なく相手に不快な思いをさせてしまったり、余計な一言が多かったり、集団行動や交友関係でトラブルを起こしやすいのが特徴です。
【参考サイト:Kaien】
一方、大人のADHD女性は自分の行動がうまくいかず、ものごとがスムーズに進められないという悩みを持つことが多いようです。
大人のADHD女性が少ないのはなぜ?
大人のADHDは、女性の方が少ないというのも特徴的です。ADHDは男性のほうが多く発症するといわれており、その割合は子どもの場合男児が女児の3~5倍は多く発症するそうです。大人のADHDになると男女差は同じくらいになります。
【参考サイト:NDNP病院】
しかし、これは男女差が多いというわけではなく、大人のADHD女性の特徴が分かりづらいため、気づかれていないだけだという見解もあります。それゆえ、大人のADHD女性は重症化したり自分を追い詰めてしまったりする二次障害につながるリスクが高いのだそうです。
【参考サイト:新宿うるおいこころのクリニック】
大人のADHD女性が生きやすくなるにはどうすればいい?
大人のADHD女性は、症状や特徴に気づかれにくいがために、知らず知らずのうちに生きづらさを感じてしまうことがあります。
もしあなたが「自分は大人のADHD女性かもしれない」と思ったら、以下のことを意識してみてください。
- 就職をするなら自分のペースで働ける仕事を選ぶ(クリエイティブ職やフリーランスなど)
- ものごとをスムーズに進めるためにタイマーを活用する
- 集中力を高めるために1時間おきに休憩をとる
- 薬物療法を望む場合は発達障害の専門医師のいる病院にかかる
大人のADHDでも、医師に相談し適切な対処方法を指導してもらうことができます。生きづらさを感じ、自分を追い込んでしまう前に、前向きな決断をしましょう!
まとめ
大人のADHD女性の特徴について解説しました。大人のADHD女性の特徴は、男性のそれとは違い表面化されづらいものです。「大人のADHD」という表現をしますが、実際にADHDは脳機能の障害であり、生まれつきの発達障害です。そのため、大人になってADHDだと判明するとさらに生きづらさを感じたり、自己嫌悪に陥ったりするかもしれません。しかし、ADHDであっても快適に生きる方法があるはずですし、そうでなければいけません。適切な機関に相談したり、日常生活で小さな工夫をしたりしてみましょう。