自動車学校の適性検査がひどい!運転して大丈夫?落ちる人はいるの?

自動車学校の適性検査がひどい!運転して大丈夫?落ちる人はいるの¥

適性検査とは、自動車教習所の学科教習と実技教習の前に実施される検査です。免許取得のため自動車教習所に通おうと思っている方は、いきなり検査と聞くと不安になるのではないでしょうか。自動車学校の適性検査がひどい結果の場合はどうなるのか?こちらの記事では、そんな適性検査について紹介しますので、これから自動車教習所に通おうと思っている方は是非参考にしてください。

適性検査とは

適性検査とは、運転の適正を判定する検査で、冒頭で述べたとおり学科教習・技能教習が始まる前に実施されます。自動車学校で実施される適性検査は2種類あり、「運動能力検査」と「運転適性検査」になります。この2つの検査を通して、安全運転に必要な適性を判断します。各検査についてみていきましょう。

運動能力検査とは

運動能力検査の検査項目は、視力や色彩識別、聴力測定などがあります。どの検査も安全運転には必要不可欠です。さっそく、各検査項目についてご紹介します。

視力検査

そもそも運転免許証を取得するには規定の視力値があります。それを超えない限り免許証を取得することは不可能です。必要な視力は取得する運転免許証によって異なりますが、普通免許だと以下のように定められています。

両眼で0.7以上かつ、片目でそれぞれ0.3以上が必要。片目が見えない場合は、もう一方の片目の視野が150度以上かつ、視力0.7以上が必要。

視力は裸眼である必要はなく、眼鏡やコンタクトレンズを使用することができます。視力に不安がある方は適正検査前に上記の視力値を満たせる眼鏡またはコンタクトレンズを作成することをお勧めします。

色彩識別

赤色、青色及び黄色の識別ができること。

聴力検査

10メートルの距離で90デシベルの警報器の音が両耳で聞こえること。(補聴器による補助された聴力も含みます)

数値だけ見るとイメージしにくいですが、この数値は日常会話が聞き取れる基準になります。ですが、聴力に障がいのある方であっても一定の条件を満たすことで運転免許証を取得することが可能です。そのため、聴覚に障害のある方はお近くの警察署に事前に相談いただくことをお勧めします。

参考:運転適性相談・身体に障害がある方の相談 警視庁 (tokyo.lg.jp)

運転適性検査とは

運転適性検査は、運転の適正を判定するためにアンケート形式で実施されます。自分では気づきにくい性格や癖を客観的に理解するための心理テストのようなものです。自分の性格や癖を客観的に理解することで、今後の教習をより効果的にすることができます。

運転適性検査には「警察庁方式K型」と「OD式安全テスト」の2種類の検査方式があります。残念ながら、どちらの検査方式を受けるかは自分で決めることはできません。自分が通われる自動車教習所で採用している検査方式に従うことになります。それぞれの検査方式の特徴についてご紹介します。

警視庁方式K型

1970年代から実施されている「警視庁方式K型」の検査方式は、主に公安委員会指定の教習所で取り入れています。検査内容は、運転する時の動作の正確さや素早さ、判断力、衝動性などを検査するマークシート式テストに加え、検査員が読み上げる問題に対して「はい」「いいえ」で答える心理分析テストによって行われます。

「OD式安全テスト」

1967年から実施されている「OD式安全テスト」の検査方式は、全国の自動車学校で広く取り入れています。マークシート式で「はい」「いいえ」で答えるテストに加え、「運動機能」「健康度・成熟度」「性格特性」「運転マナー」の領域ごとに検査を行われます。その結果、下記の4つに分類されます。

  • 安全運転をするタイプ
  • もらい事故の傾向があるタイプ
  • 重大事故の傾向があるタイプ
  • 事故違反を多発させるタイプ

運転適性検査がひどい結果だと落ちる?

運転適性検査の結果が「安全運転をするタイプ」であれば、多くの方が一安心するのではないでしょうか。ですが、それ以外のタイプに分類された方も落ち込むことはありません。運転適正検査はあくまで自分を客観的に見ることで性格や癖を理解するための検査であり、分類されたタイプによって不合格ということはありません。その結果を冷静に受け止め、改善点や課題を見つけることが大切なのです。その結果、安全運転により近づけるでしょう。

まとめ

「自動車学校の適性検査がひどい!運転して大丈夫?落ちる人はいるの?」というテーマで解説しました。効果測定 落ちる人は数多くいると思いますが、運転適性検査の結果によって、運転免許が取得できないということはありません。あくまで運転における性格や癖を知るための検査です。検査結果を冷静に受け止め、安全運転を心がけましょう。

運動能力検査は一定の基準を満たさないと運転免許証の取得が困難になる場合があります。ご不安な方はお近くの警察署もしくは通われる運転教習所に事前に相談することをお勧めします。