エアコンからゴキブリが落ちてきた?原因・確認方法や対策を解説

エアコンからゴキブリが落ちてきた?原因・確認方法や対策を解説

「エアコンの中を掃除しようとしたらゴキブリが落ちてきた」という経験は、誰しも起こり得るでしょう。ゴキブリといえば、キッチンや洗面所といった水まわりに多く発生するイメージですが、そうとは限りません。なぜエアコンからゴキブリが出てくるのか、また対策はどうすれば良いのでしょうか?今回は、エアコンからゴキブリが落ちてきた際の対策について、調査しました。

エアコンからゴキブリが落ちてきた?

エアコンからゴキブリが落ちてきた!という恐怖体験は、できればしたくないですよね。そのためには、まずゴキブリが潜んでいるかを確認する必要があります。

エアコン内のゴキブリ確認方法は

ゴキブリは夜行性なので、夜にエアコンの電源をオフにしているのになにかが動く音が聞こえれば、ゴキブリが潜んでいる可能性があります。また、ゴキブリのフンを確認するのも一つの手です。昼にエアコンのカバーを開けて、ゴキブリのフンがないか見てみましょう。ゴキブリのフンは、大きさ1~2.5mmの茶色や黒色の粒で、肉眼でも確認できるレベルです。

また、ゴキブリの卵があると、数匹潜んでいる可能性があります。ゴキブリの卵は卵鞘というベールに覆われており、長さ12mm・幅5mm・厚さ3mmと、肉眼で確認できる大きさになっています。もし卵鞘を見つけたら、20〜30個は卵が入っているため、すぐに除去が必要です。

エアコンからゴキブリが出る原因は?

エアコンからゴキブリが出てくる原因は、外からの侵入が多いようです。暗く高温多湿な場所を好むゴキブリは、ホコリもあって住みやすいエアコンにたどり着きます。気温が高くなってエアコンを稼働させると、それまで住み着いていたゴキブリがエアコンから落ちてくるということですね。

エアコンからゴキブリが出る対処法は?

エアコンからゴキブリが出ないようにするには、外から侵入できる経路を防ぐことが重要です。

ドレンホースをふさぐ

ゴキブリは、エアコンのドレンホースをつたって、侵入してきます。ドレンホースは、結露など水分を外に排出するために設置されています。この先端をネットでふさぐと、外からの侵入経路を遮断することができます。ドレンホースを地面から少し浮かせたり、専用の防虫キャップを取り付けるのも有効です。ゴキブリが通り抜けできないくらいの、網目状のものでトライしてみましょう。

スリープ穴や窓をふさぐ

エアコンの室内機の背面や側面には、小さな穴があり、これをスリープ穴といいます。室内機が外部からの空気を取り入れるために設置されており、このスリープ穴とダクトの間にすき間があると、ゴキブリが侵入するのです。また、窓から入られるパターンもあるので、網戸やサッシのにすき間も埋めるようにしましょう。

くん煙剤を使う

エアコンにすでにゴキブリが住み着いている場合は、家全体にくん煙剤を使うのが効果的でしょう。エアコン付近だけにゴキブリ対策をしたところで、家の他の場所に逃げられつしまえば、いつまでも繁殖し続ける危険性があります。くん煙剤を使用している間は、外に出る必要があるものの、ゴキブリの成虫や幼虫には即効で効果があるようです。

くん煙剤の場合は、使用してから3週間後に再度使用することで、卵から孵化した幼虫も駆除できるようです。最近は殺虫剤もかなり進化しているので、ワンプッシュで広範囲に殺虫剤をまくこともできます。

まとめ

今回は、エアコンからゴキブリが落ちてきた際の対策について、紹介しました。ダクトなどのエアコンと室外をつなぐ経路や、隙間から入ってくるので、それらを埋めることも重要なんですね。もしゴキブリが出てしまってからでも、殺虫剤やくん煙剤などで繁殖を防ぐことができるようです。