彼女・彼氏の家に転がり込む時に住民票はいる?住所変更の必要性解説

彼女・彼氏の家に転がり込む時に住民票はいる?住所変更の必要性解説

彼氏・彼女の1人暮らしのアパートへ転がり込み、そのまま一緒に生活をするのは珍しいことではないでしょう。

 

しかし、同棲or半同棲する時って住民票はどうしたらいいの?悩む方も多いはずです。

 

籍を入れる前に共に暮らしているカップルはとても多いです。

この記事では、彼女・彼氏の家に転がり込む時に住民票はいるのか?手続きの方法、住所変更の必要性を解説します。

 

彼氏(彼女)の家に転がり込む時の住民票!住所変更は必須?

彼氏(彼女)の家に転がり込む時の住民票!住所変更は必須?

基本的にどちらか一方の家に転がり込んでいる場合、住民票は移さなくていいとされてます。

元の賃貸等を解約して同棲する場合、住民票を移さないのは違法に当たります。

同棲を始めた場合は、速やかに住民票の住所変更の届け出をすることが法律で義務付けられています。

住民票は、原則14日以内に異動させないといけません。

 

違反金で最大5万円の「過料」を課されてしまいます!

 

ただし、以下のような場合は「正当な理由」として、住民票を移さなくてもよいとされています。

  • 新住所に住むのが一時的(元の住所に戻る見込みがある場合)

 仕事で1ヶ月程度マンスリーマンションやアパートに住む、実家を離れて1人暮らしをして学校へ通うときです。

 

  • 生活拠点が変わらない(定期的に元の住所に戻る場合)

 元々実家暮らしで都度実家へ帰っていたり、片方の家に通っている状態のことです。

彼氏・彼女の家に転がり込んでいる(半同棲)場合、”自分の住所を持ったまま彼氏・彼女の家に入り浸っている状態”なので、住民票を打つ心配はありませんので安心してください。

 

住民票の移し方

同じ市区町村に引っ越す場合、最寄りの市役所に「転居届」を提出します。

印鑑と本人確認ができる免許証やマイナンバーカードの本人確認書類を持っていく必要があります。

異なる市区町村に引っ越す場合、旧住所の役所に「転出届」を提出し、転出証明書を受け取ります。

引越し後、14日以内に新住所の役所へ「転入届」を提出します。

ここでも印鑑、本人確認書類は必須です。

 

彼氏(彼女)の家に転がり込む時の住民票の世帯主

彼氏(彼女)の家に転がり込む時の住民票の世帯主

住民票を移さなくても、半同棲生活には問題はありません。

ただ、完全に2人の生活拠点がアパートにあるならば、住民票を移す義務があります。

住民票を移動する際には、世帯主をどうするかを決めます。

住民票を移す場合、世帯主をどうするかによって扶養控除などが変わってきます。

 

どちらか1人を世帯主とする

2人の住民票を一つにしてしまうやり方です。

彼氏側を世帯主とした場合、彼女は「未婚の妻」として世帯員(同居人)となります。

もちろん、彼女側を世帯主にすることもできます。

この方法ならば、公的年金などの扶養控除も受けられます。

相手の収入が低く、扶養にしたいときには選びましょう。

気を付けることは、住民票に相手の名前が記載されてしまうので、職場などに住民票を提出する際には同棲しているとバレてしまいます。

さらに、万が一別れてしまっても、相手が別の市街(別市町村)へ引越さない限りは住民票に名前が残り続けてしまいます。

名前が消えるのは別の市町村へ引越しをしたときになります。

 

2人とも世帯主となる

一般的に、半同棲カップルには多く取られているケースです。

収入もそれぞれであり、お互いに生計を立てている場合は2人とも世帯主になることができます。

住民票に相手の名前が記載されることもないので、職場などにバレる心配もいりません。

さらに転出も簡単にできます。

ただ、婚姻関係を結んだ際には、双方どちらかを世帯主にしなくてはいけません。

そうすると、もう一度手続きをする必要があります。

 

彼女・彼氏の家に転がり込む時に住民票まとめ

彼氏・彼女の家に転がり込んで一緒に暮らすとき、住民票はどうするのか?

住所変更の必要性や世帯主の決め方を解説してきました。

  •  原則、同棲するならば開始14日以内に住民票を移す
  • 半同棲ならば片方が実家に住民票を残したままでも可
  •  一般的に半同棲・転がり込んでる場合は住民票は移さない

しっかりと同棲をして生活するなら、住民票を異動させるのを忘れずに!

”半同棲”ではない限り、住民票や住所変更をせずにそのままでいると住民基本台帳法違反となってしまいます。

楽しい2人暮らしとして生活を始めるためにも、2人で話し合って手続きはしっかり済ませておきましょう。

また、中には同棲や2人暮らしを禁止している賃貸物件もあります。

同棲を始める前に確認しておきましょう。